脳の成長に合わせた
学習環境の大切さと
早期パソコン学習の
可能性 脳科学者中野信子さん

子どもたちの成長に伴い、
そのときどきでどんなことを学ばせるべきなのか。
また、親としてどのような学習環境を与えるべきなのか。
悩める親御さんたちへのアドバイスを、
脳科学者の中野信子さんに語っていただきました。

脳科学者中野信子さん

脳の成長に合わせて、
寄り添う気持ちを大切に。

小学校〜10代の脳は未完成な部分が多く、成人と比べると非常に不安定です。それぞれの年代における脳の成長に合わせて、適切な刺激や学習環境を与えてあげることが、子どもの成長にとって、とても重要になります。また、いわゆる「思春期」の子どもたちの行動や感じ方には、この時期独特の脳の働きが強い影響を及ぼしています。頭ごなしに抑えつけるのではなく、正しい知識をもって、脳の成長過程で不安やストレスを抱える子どもたちに寄り添ってあげてほしいと思います。

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小学校は基礎的な能力をベースにした
運用の時期。

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幼児期から小学校にかけては、「補足運動野」や「連合野」という部位が成長し、幼児期に獲得した基本的な機能を「運用」する能力を伸ばす時期です。例えば、なにかものをつかもうとするときに、それまでは腕や指のひとつひとつの動作がたどたどしく、時間がかかっていたのが、無意識的に、スムースに腕を動かしてつかめるようになる、といった具合です。言語に関しても、文法や漢字の書き順、文字を上手に書くといった、基礎的な能力をベースにした運用ができるようになります。

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また、この時期の脳は、とにかくたくさんの刺激を得て回路をつなげようとします。ですから、できないことをできるようになるまで行う「反復学習」が効果的です。ドリルなどを使って繰り返し学習させることで、できることをどんどん増やしてあげましょう。できることが増えれば、子どもたちのモチベーションも上がりやすくなるのではないでしょうか。ただ、すでにできていることに関して何度も反復学習をさせると、飽きから苦痛を感じて勉強嫌いになってしまいかねないので、注意が必要です。

中学校では集中できる環境を整えて。

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早ければ7歳くらいから「前頭葉」と呼ばれる部位が次第に厚くなり、10代前半にかけて成長していきます。前頭葉は知能指数、いわゆる「IQ」を司っています。IQは、ある程度は生まれつきで決まっていますが、その範囲内で最大のパフォーマンスを出せるようになれるかどうかは、小学校高学年から中学校くらいの過ごし方にかかわってくるので、この時期にお子さんの学習環境を整えてあげることが肝心です。

環境づくりで留意すべき点は、たくさんの刺激を受けることはもちろん必要なのですが、一方で、10代の脳は、マルチタスク(複数の処理)が苦手という特徴があります。同時進行でものごとを進められないため、勉強中に集中を乱す要因があると、学習効率が下がってしまいます。ですから、「今は勉強の時間」、「今はゲームの時間」といった形で、シングルタスク(ひとつのこと)に集中して取り組ませて、効率的に刺激を与えてあげることを心がけましょう。

また、10代の脳は成人よりも機能的にストレスを感じやすくできているため、不安がストレスを増大させ、それがさらに不安を呼ぶといった悪循環におちいりがちです。親からの働きかけとしては、やるべきことを明確にする手助けや、プレッシャーの軽減が重要です。何が苦手なのかそのポイントを明らかにして、戦うべき敵の正体をはっきりさせる、関心のある物事に寄せた勉強方法を勧めてみる、といった具体策を提案してみましょう。

制御が難しい高校時代は、
明確な道を示すことが大切。

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高校生になっても、脳は完全にはできあがりません(20歳で8割程度と言われています)。前頭葉の肥厚は続くため、マルチタスクは中学校時代より楽にできるようになりますが、「なにかをしない」決定をするのが難しく、我慢をすることが苦手な時期です。ある実験では8歳より20歳のほうが我慢できないという結果が出ているくらいです。これは脳におけるバランスの問題で、例えるなら、この時期の脳は、エンジンができあがっていて、ブレーキがまだできあがっていない車、といった状況です。ブレーキが利きにくいですから、魅力的な刺激があると中毒的にのめり込んでしまう、といったことが起きやすくなります。多様性に富んだ刺激があること自体は、脳にとって望ましいのですが、体調面に影響が出たり、社会的にマイナスな行動につながったりしてしまう可能性もあります。時間制限を設けたり、わかりやすいガイドラインを提示してあげることが重要です。

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10代の脳の発達には、性差の問題もあります。性差より個体差のほうが大きくはありますが、この時期の男子には、女子よりも自分の行動を制御しにくく、ひとつのことにハマりがちな傾向があります。まれに、将棋や数学の世界で10代で結果を残すような人が出てきますが、彼らのように、なにかひとつのことで才能を発揮しやすい反面、脇目も振らずに没頭してしまうというのは、親御さんから見ると不安も大きいかもしれません。そんなとき、脳の発達における大切ないち段階として、こうした傾向が現れることを知っておくだけでも、心がまえが違ってくるのではないでしょうか。そのうえで、①好きなことをより伸ばす、②苦手な物事にも目を向け、克服する、①と②どちらの方針をより重視していくか、本人も含めてご家庭でよく話し合ってみてください。

早期パソコン教育が効果的な理由。

私は、子どもたちには、なるべく早い段階からパソコンを使わせるのが望ましいと考えています。私たちが子どもの頃には考えられませんでしたが、これからの時代、プログラミング言語を運用できる能力は不可欠のものになっていきます。お子さんに、プログラミング言語を、外国語をネイティブに話すのと同じように運用できるようになってほしいと考えるなら、3〜4歳でパソコンに触れさせても早すぎということはありません。それよりも、大切な時期にパソコンに触れさせずに、せっかくの学習機会を逃すことのほうがもったいないと思います。

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また、より効果的な学習が可能になることも、早期からパソコンの使用を勧める大きな理由です。たとえば、授業でノートに書いた情報をあとから探そうとして、見つけられず、テストで答えを書けなかった、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。もし授業内容がデジタル化されて共有されていれば、キーワードを入力するだけで検索できます。それから、実は、板書をノートに書き写すという勉強法はとても非効率的なんです。特に子どもたちはマルチタスクが苦手ですから、板書を写しているあいだに先生が重要なことをしゃべっても、一部の良くできる子以外の子どもにはほとんど聞こえていません。デジタルであれば板書の内容を共有するだけで済みますから、書き写す労力を「理解」につかうことができます。理解が深まれば予習もはかどり、授業の場では復習するだけ、という理想的な学習サイクルを実現することができます。

パソコンは、コミュニケーションツールとしても優秀です。近年、小学校でもデジタルデバイスを使ったプレゼンテーションの授業が行われていると聞きます。PowerPointで資料をつくって共有し、自分の考えを自分の言葉でプレゼンする。私たちの時代は発表といっても、ただ授業の内容を反復するようなものばかりでしたからね。デバイスが発達することで学習環境がよりよくなっていくというのは、とても興味深い現象だと思います。

いくらでも高みに登れる環境を
有効につかってほしい。

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私が子どものころは、今のようなパソコン環境やインターネットは存在していませんでした。わからないことや学校の予習では参考書や図鑑を引いたものです。でも情報が古くて、前世紀の理論が載っていたりしたんですよ。当時の私は、それを新しい知識にアップデートするために学校に行っていたようなものです。もしあの時代に今のようなパソコン環境があったら、知らないことを調べまくっていたでしょうね。どんどん新しい情報が手に入りますし、その気になれば高度なこともたくさん学べますし。20年前は最新の学術論文なんて大学以外ではなかなか見られませんでしたが、今ならオープンアクセスの文献なら、検索すれば一般の方でもやすやすとネット上で参照できますからね。今の時代の子どもに生まれたかった、というのが正直なところです。

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今の子どもたちの周りにはデジタルデバイスが溢れています。当然、彼らは私たちが子どものころとは異なる学習方法やプロセスを経験して大人になります。自分たちが知らない知識や経験を子どもたちが身につけることは、親として嬉しい半面、経験に基づいた管理や指導ができないぶん、不安も大きいかもしれません。ですが考えてみると、いまや、大人の世界でもデジタルデバイスなしでは仕事も生活も成り立たない時代です。そんな環境で、子どもの学習だけ昔のまま、ノートと教科書だけで、というほうが、不自然な状態なのではないでしょうか。

もちろん、子どもたちが際限なく情報に触れられることに伴うリスクはあります。インターネットには誘惑も多いですし、犯罪に巻き込まれる恐れもあります。SNSで人間関係のストレスを抱えてしまうかもしれません。ですが、私たちの子ども時代を思い返しても、「やるな」と言っても好奇心の強さに負けて足を踏み入れてしまうのが子どもです。そこは、両親だけでなく、学校の先生や周りの大人、社会システムの構築で子どもたちを守っていくしかありません。そしてその心構えは、今の時代でもパソコンがなかった時代でも同じことなのではないでしょうか。

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私は、脳科学者の立場から、好奇心次第でいくらでも高みに登れる今のパソコン環境を、制限すべきではないと感じています。どうか、親御さんの側が勇気を持って、子どもたちのパソコン環境を整え、必要であればともに学び、温かく成長を見守ってあげてほしいと思います。

中野さんがさまざまな
デジタル学習ツールを体験!

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歴史や理科など、言葉や文字の情報からだけでは学習が難しい科目を、デジタル表現でより理解しやすくしてくれるのは、とても素晴らしいと思います。年表を見ながら地図も確認できるなんて、デジタルならではですよね。アナログだと、教科書を見て年表を見て地図帳を見て…と、結構なマルチタスクになってしまいますから、子どもたちは大変です。動画で授業を受けられるのもいいですね。何度も見直せるし、落ち着いて板書も写せるし。それに、授業の様子がわかるので、ご両親も安心なのではないでしょうか。ネイティブスピーカーの授業が受けられる英語のツールも、とても効果的だと思います。幼児期からこれで学ばせたいですね。やっぱりこの時代に生まれたかった(笑)!

脳科学者 中野信子さん
脳科学者中野信子さん
1975年、東京都生まれ。東京大学工学部を卒業し、東京大学大学院医学系研究科で医学博士号取得。フランス国立研究所で研究員として勤務。横浜市立大学客員准教授、東日本国際大学教授。主な著書に『あなたの脳のしつけ方』など。

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第8世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーは、お子様の創造力を開放し、可能性を広げます。

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  • NEC
  • TOSHIBA
  • 富士通
  • マイクロソフト
  • DELL
  • vaio
  • mouse computer
  • intel
  • WDLC

※上記の企業はWDLCに協賛しています。

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親を代表して、パソコンと「学び」の関係について、
気になる疑問をいろいろと聞いてみました!

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